胸椎が硬ければ頸椎だけを無理やり動かすことになり、首に負担がかかるので痛みが出やすくなります。
なぜ内臓の問題が首の痛みに関連するのでしょうか?
内臓が原因なんてことあるの?と思うかもしれません。
これは、内臓と体の血流が大きく関係しているからです。
特に原因となりやすい肝臓は、体全身に血液を巡らす役割をしています。
食事やアルコール、薬で肝臓の働きが悪くなると、全身に血液が巡らなくなり、痛みやシビレを引き起こしてしまうのです。
肝臓は臓器の中でも一番重く、疲労すれば下垂していきます。(下にさがること)
内臓が下垂することで、不良姿勢にもつながり、背骨に負担が加わりやすくなります。
肝臓は横隔膜という呼吸を行うための筋肉に接しています。肝臓が下垂し横隔膜を引き下げることで横隔膜を動かす神経(横隔神経)を引っ張ってしまいます。
横隔神経は頸椎から伸びているので、首の痛みまで引き起こしてしまうのです。
重心バランスの崩れは首の痛みの原因と密接な関係があります。
重心バランスを安定させるためには、足首・膝・股関節・骨盤といった下半身の安定が重要です。
下半身が安定することにより上半身も機能的になります。
下半身と上半身が連動すると姿勢が良くなり、歩行がスムーズにできるようになるのです。
重心バランスが崩れたままで、同じ姿勢や歩行をしていると、関節の動きが悪くなり筋肉にも負担が加わるので、体の中心である背骨に影響が及びます。
首に痛みがある場合、とくに「胸椎の硬さ」が痛みの原因となります。胸椎は首の骨である頸椎の下にあり、この胸椎が背中あたりから徐々に動くことで首がスムーズに動くのです。